2014年11月19日水曜日

芸術の現場から:藤岡洋先生(東京大学 東洋文化研究所)

「芸術の現場から」第4回(11月12日)は、「芸術の運営」の分野で、藤岡洋先生(東京大学 東洋文化研究所)においで頂きました。

美術作品などの画像データベースをどのように作成し、発信し、管理していくのかについてのお話です。いつもとは違う視点から「芸術」に触れる機会でした。

紀元後79年に火山噴火で埋没した古代ローマ都市ポンペイ(イタリア)の遺跡データベースを見せてくださり、皆で携帯からアクセスするという実験もしてみました。

データベースをいかに「デザイン」していくのか。

「つかう人」が「つくる人」にもなる時代のコンテンツ。
芸術の分野を越えて、情報化社会の根本的なテーマにも及ぶお話でした。



芸術の現場から:金井竹徳さん(沼須人形芝居あけぼの座)

様々な分野から芸術の現場に携わる方々をお招きし、お話を伺う授業が「芸術の現場から」です。 10月8日の第2回は「舞台芸術」で、群馬県沼田市に江戸末期から伝わる伝統芸能「沼須人形芝居あけぼの座」とその座長、金井竹徳さんにおいで頂きました。
講堂の舞台上に設営している様子
人形芝居が小屋ごと大学にやって来て上演して頂けるということで、贅沢な授業になりました。
みるみるうちに舞台が組み立てられ、『傾城阿波の鳴門』の一場面が披露されました。
太夫さんの情緒豊かな語りと三味線に合わせて動く人形の所作に、思わず見入ってしまいます。
金井さんによる解説。三人がかりで人形を動かす文楽とは異なり、沼須の人形芝居は珍しい一人遣いです。練習はしやすいですが、操作自体は複雑でなかなか難しそうです。

最後は、何人かの学生が実際に体験してみることになりました。人形を手に付けて演技をしてみます。
『三番叟』です
戸惑いながらの体験でしたが、初めての人が動かしても、自然と人形が表情を示しているように見えるのがとても不思議でした。

伝統芸能に直接ふれる、貴重な機会となりました。

参考(沼田市ホームページより)

2014年11月18日火曜日

富岡市産業祭に出展しました

11月16日、快晴の中富岡市産業祭がもみじ平公園にて行われました。
アートマネジメントゼミは富岡産シルクでミサンガを作るワークショップを
行い、またこれまで発行した「ぐるり富岡まるごと通信」を配布しました。

当日は子どもから大人の方まで、多くの方にご参加いただき、
四色に染めたシルクでミサンガ作りを楽しんでいただきました。
また、当日は群馬県のイベントでゆるきゃらもたくさん集合していました。
この産業祭に関わったことも、地域のことを知るうえで重要な取り組みでした。

県女はっぴを着て準備をします

案内ボードを見て多くの方が参加してくれました

学生が丁寧に作り方を教えます。じっくり作る方、ある程度作って持ち帰る方など

fmぐんまの生放送を行っていました。ぐんまちゃんも楽しんでいました。

2014年11月17日月曜日

玉村豊男講演会が開催されました

11月15日、本学の講堂にて「玉村豊男講演会~玉村流の暮らし方ー食と旅」が
開催されました。
この催しには本学科の「芸術の現場へ3」受講生と
絵画、デザイン、アートマネジメントの3つのゼミがお手伝いをしました。

 
現在開催中の展覧会、実技棟ギャラリーにて、25日まで。
玉村町のボランティアさんと学生が当番をしています。

講堂でひらかれた講演会。多くの町の方や、ファンが駆けつけました。
 
玉村さんのお話は知的でユーモアに富み、あっという間に一時間が過ぎました。
 
そして、引き続き、今回は「玉村カレー王決定戦~ぼく、わたしが考えるカレーコンテスト」の
表彰式が行われました。
応募総数237通と、たくさんの小学生がアイデアを振り絞って
玉村カレーを考案してくれました。

実行委員長より賞状が渡されます。
 
ウクレレユニットの演奏もありました!

 

 
カレーコンテストの作品は講堂前の壁面にすべて展示されました。
 
ご来場誠にありがとうございました。
引き続き展覧会も
ぜひご高覧ください。
 
玉村さんを囲んで、みんなで記念撮影 

西洋美術史実地研修2

2回(118日)の研修では、二つの美術館に行ってきました。
Bunkamuraザ・ミュージアム(渋谷)と東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館(新宿)です。

気になっていた台風は日本に上陸せず、無事当日を迎えました。
台風といえば夏のイメージが強かったのですが、どうも最近はこの時期でも心配の種になりつつあるようです。

午前中に赴いたBunkamuraザ・ミュージアムの展覧会は、「夢見るフランス絵画――印象派からエコール・ド・パリへ」。

事前課題の発表風景。
前回の課題で「印象派」について調べたので、今回の課題は、展覧会の副題になっている「エコール・ド・パリ」と、今年出会う機会が多い「クロード・モネ」についてです。
会場では、作品を一点ずつ、じっくりと鑑賞することができました。勉強になりましたね!
東急本店前での信号待ち。なんだか楽しそう。
右のポールには、展覧会ポスターが見えています。
いやあ、ハロウィン飾りが終わったかと思ったら、
街はもうクリスマスですねえ。
午後の見学は、東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館の「印象派のふるさと ノルマンディー展 ~近代風景画のはじまり~」です。午前、午後と印象派でつながっています。
事前課題の発表風景(1階ホールにて)。
課題は、「ノルマンディー地方について」「風景画の歴史について」「アンドレ・マルローと美術について」。
ノルマンディーは、第2次世界大戦の「ノルマンディー上陸作戦」で有名ですが、美術と深いかかわりがある場所でもあるんです。
小説家であり、政治家でもあったアンドレ・マルロー(1901-1976)は、美術界の貢献者でもあります。ノルマンディー地方のル・アーヴルには、彼の名がついた美術館がありますが、今回の展覧会は、マルロー美術館の協力による開催とのことです。ちなみに、「印象派」の由来となったモネの絵画《印象・日の出》は、ル・アーヴルの港の風景を描いています。
展望回廊での集合写真。
曇天の空、うっすらとコクーンタワーの先端が見えています。
近代絵画を学ぶよい機会でしたね。
研修後のレポートでは、どの作品を選ぶのでしょうか。

それでは、また次回。元気にお会いしましょう。

2014年11月13日木曜日

16日にアートマネジメントゼミが富岡市産業祭に出展します

富岡市の産業の振興と地域の活性化に向けて、農林業・商業・工業の関係者と消費者が一体となり、活力ある住み良い街づくりを推進するため開催する「第9回富岡産業祭」が開催されます。

今年度やま・さと応縁隊として活動を進めてきた
アートマネジメントゼミが、産業祭に出展し、
地域の方々に活動の成果を伝えるとともに、
交流をします。

ぜひご来場ください。

期日

平成26年11月16日(日曜日)、10時から14時

会場

もみじ平総合公園

内容(産業祭)

  1. 農畜作物・特産物大即売会
  2. 消費拡大まつり(こんにゃく・牛乳・もち・焼き肉等無料配布)
  3. 農産物展示販売
  4. 商業販売促進(商店・物産品・菓子・名物販売会)
  5. 商業お楽しみ抽選会
  6. 工業製品展示(市内企業が製造している製品・加工品等の展示等)
  7. 各種体験コーナー(繭クラフト等)
  8. どうぶつ広場(群馬サファリ小動物ふれあいコーナー)
  9. その他イベント(育英短大「あばれん坊太鼓」等)
内容(県立女子大ブース)
①ぐるり富岡まるごと通信 配布
②まゆカードにメッセージを書こう
③ワークショップ「富岡産シルクミサンガを作ろう」
  • 時間:10時~14時 *材料なくなり次第終了
  • 定員:50名(先着順)
  • 参加費:無料
  • 所要時間:30分程度

2014年11月12日水曜日

玉村豊男絵画展の準備の様子

14日から開催される展覧会準備が行われています。
その様子をお知らせします。

大学内で学生作品以外の作品を展示することは稀なので、
緊張した面持ちで展示準備が進められています。

作品数も多く、見ごたえがありますので
ぜひ足をお運びください。


「第二回玉村流の暮らし方~食と旅」絵画展、講演会開催のお知らせ

玉村町と文学部美学美術史学科の実技ゼミ、アートマネジメントゼミ、芸術プログラム「芸術の現場へ3」の合同企画として、本学にて「第二回玉村流の暮らし方~食と旅」絵画展、講演会が開催されます。
イベント内容は以下の三つです。

・「玉村豊男作品展」

 食と旅をテーマに玉村豊男さんの絵画作品を展示します。
  • 日時:11月14日(金)~11月25日(火)9時~17時 *22日(土)は入試のため閉館
  • 場所:本学 実技棟ギャラリー
  • 観覧料:無料

・「玉村豊男講演会」

 エッセイスト、ワイナリスト、画家、農園主、ワイナリーオーナーなど多方面で活躍される玉村氏の食と旅にまつわる講演です。
  • 日時:11月15日(土)開演13時30分(開場13時00分)
  • 場所:本学 講堂
  • 観覧料:無料

・「たまむらカレー王決定戦~ぼく・わたしが考えるカレーコンテスト」

 玉村町の小学生が考えたたまむらカレーのイラストを円形広場に展示します。
  • 日時:11月15日(土)15時00分から(表彰式)
  • 場所:本学 講堂(表彰式)、円形広場(作品展示)

問い合わせ:

玉村町経営企画課 TEL0270-64-7711
*詳細は広報たまむら2014年11月号(PDF:外部リンク)にも掲載されています。
「第二回玉村流の暮らし方~食と旅」のチラシ(PDF1.9MB))
「第二回玉村流の暮らし方~食と旅」のチラシ