2016年10月31日月曜日

「西洋美術史実地研修2」第2回

2回目は上野公園にやって来ました!
ゴッホづくしの一日です。
雨天と寒さが心配されていましたが、それほどでもなくホッとしました。
午前中は「デトロイト美術館展」(上野の森美術館)。
ちょうどハロウィンのイベント開催中で、かわいいキャラクターたちと一緒に記念撮影。
事前学習の課題は午前・午後とまとめて4つ。



「デトロイト美術館について」「印象派と後期印象派について」「ゴッホについて」「ゴーギャンについて」。


おしゃれな入口の前で課題の発表。公園の木々の緑も映えます。
では、時事問題もふまえながら、いざ展覧会場へ。

印象派のモネやルノワール、後期印象派のセザンヌやもちろんゴッホ。いやいや、それだけじゃない。20世紀初頭の画家たちの作品もずらり。見ごたえのある展覧会でした。

午後は「ゴッホとゴーギャン展」(東京都美術館)。 

同じ時間と空間を過ごした、タイプの異なる二人の画家の作品を堪能しました。
 東京都美術館を会場に「デトロイト美術館展」監修者、千足伸行先生のご講演があり、聴講した学生もいました。
充実した一日となりましたね。

2016年10月15日土曜日

2016年度 「芸術の現場から」 安達朋子さん(ファッション)

2016年度の「芸術の現場から」がスタートしました。
第1回目は、安達朋子さんに講義をしていただきました。
銀座和光入社、イタリアに1年間の留学を経てフェラガモ・ジャパンへ。現在は、トレーニングマネージャーをご担当、全国のセールススタッフへのブランドアイデンティティ、販売スキル等を教育されています。

講義の内容は、学生時代のお話から銀座和光での貴重な体験、その後の人生に大きな影響を与えたイタリア フィレンツェへの留学。
そして現職フェラガモ・ジャパンにおけるブランド哲学など、大変興味深いお話を伺うことができました。


講義風景です



イタリア フィレンツェ留学時のお話
右下あたりの建物に住まわれていたそうです
「何をしたいの?」
フィレンツェ人からの質問に答えるために自問したことが、
今につながっているとのこと



さまざまな素材の試みや製造工程の分業制など革新的なことを
次々と導入していった
サルヴァトーレ・フェラガモ氏

             

愛用の靴をもとにフェラガモ氏が靴にこめた哲学を説明



顧客であったオードリー・ヘプバーンからイメージされ生まれた靴




2016年10月11日火曜日

「西洋美術史実地研修2」(第一回)

いよいよ後期授業が始まりました!

「西洋美術史実地研修2」の初日は六本木の国立新美術館です。
雨天、列車遅延などありましたが、なんとかスタート。

「ヴェネツィア・ルネサンスの巨匠たち」展
日伊国交樹立150周年の今年は、イタリア関係の展覧会が盛りだくさんです。
ヴェネツィアの歴史と美術、アカデミア美術館について事前学習してから見学へ。
ベッリーニやティツィアーノ、ティントレット、ヴェロネーゼ…。美術史の教科書に出てくる「巨匠たち」の絵画が並んでいました。
ヴェネツィアの画家たちの色彩表現、サイズの大きさにも圧倒されました。

「ダリ展」
ルネサンスを離れて、別世界に。
ダリの生涯と作風、シュルレアリスムについて事前学習。事前学習の発表をするのも、それを聴くのも勉強になります。
展覧会は、初期から晩年までが順を追って構成されていて、変化に富むさまは、追いつくのに息もつけないほど。ダリの魅力、全開です。
タイプのまったく異なる2つの展覧会。
さて、研修後レポートにはどの作品を選ぶのでしょうか。