2016年12月26日月曜日

2016年度「芸術の現場から」(県民公開授業)

12月21日の授業では、玉虫美香子先生(アーツカウンシル東京)が 講師としてお越しくださいました。
玉虫先生は、これまで〈東京の夏〉音楽祭をはじめ、様々な音楽祭や コンサートの企画制作に、約30年間携わってこられました。 現在は、東京都の芸術文化の発展と振興を担う組織「アーツカウンシル東京」にて、 プログラムオフィサーとして、主に若手芸術家の活動を支援する助成事業や、 日本の伝統芸能の魅力を伝えるイベントの企画制作を行っていらっしゃいます。

ご講義では、アーツカウンシル東京の活動内容や、先生が現在、手掛けていらっしゃる シリーズ企画「伝統芸能パースペクティヴ」の紹介をしていただいたり、 伝統芸能の楽しみ方について教えていただいたりしました。貴重で豊富な画像や映像にも圧倒されました。

伝統芸能というと異次元の世界のような第一印象を受けますが、 実は、自分たちの今の生活や今後の人生につながる身近さと深さが あることを知りました。

*アーツカウンシル東京 https://www.artscouncil-tokyo.jp/ja/
*伝統芸能パースペクティヴ
  第1回 https://www.artscouncil-tokyo.jp/ja/what-we-do/archive/2014/3551/
  第2回  https://www.artscouncil-tokyo.jp/ja/what-we-do/archive/2014/3549/
  第3回  https://www.artscouncil-tokyo.jp/ja/what-we-do/planning/strategic/9019/
  第4回  https://www.artscouncil-tokyo.jp/ja/what-we-do/education/arts-academy/14782/

玉虫先生、ご講義どうもありがとうございました。

2016年12月22日木曜日

学内展覧会「石膏像を見に行こう!」開催

開催報告


2016年10月17日~28日に本学展覧会「石膏像を見に行こう!」が開催されました。
文学部美学美術史学科と大学院文学研究科芸術学専攻では、西洋美術史、アートマネジメント、デザイン、絵画のゼミが初めて協働し、本学デッサン室の石膏像を中心に、石膏像という古典彫刻の複製を授業から研究、アニメまで多角的にとらえてみました。
開催期間中は、本学学生による見学のほか、ご後援いただいた玉村町の角田町長をはじめ、小中高生から大学生、社会人まで幅広い層の方々にお越しいただきました。
同時開催の本学授業「工芸1(染織)」の作品展も大好評でした。

このページで本展覧会の準備、会場風景の写真や、チラシおよびパンフレットをご覧いただけます。

合同ゼミの様子(デザイン室)

「石膏ボーイズ」打合せ
(ホルベイン画材株式会社にて、左は商品企画室の野尻室長)

早朝から会場設営(実技棟ギャラリー)

展覧会会場の風景

玉村町の角田町長がご来場(写真中央) パルテノン神殿浮彫り3D模型の
中村るい先生(高知大)



パンフレットPDF

*画像をクリックするとPDF(3.27MB)がご覧になれます。
パンフレットは8ページ両面観音開きで、PDFは外面と内面に分かれています。



開催案内


本学デッサン室にある石膏像を中心に、ちょっと変わった展覧会を開催します。 石膏像のもとをたどったり、デッサン・石膏作品などを紹介したり。
授業、研究からアニメまで。大学院生も学部生も一緒に。
西洋美術史、アートマネジメント、絵画、デザインのゼミによる初の共同開催です。
ぜひお越しください!


- 開催期間 平成28年10月17日(月)~28日(金・群馬県民の日)
- 開催時間 午前9時~午後5時
- 開催場所 群馬県立女子大学 実技棟ギャラリー
- 休業日 10月22日(土)・23日(日)・25日(火)
- 観覧料 無料
- 本学授業「工芸1(染織)」の作品展(10月14日~28日)も同時開催します。
- 主催:群馬県立女子大学 文学部美学美術史学科・大学院文学研究科芸術学専攻
藤沢ゼミ(西洋美術史)、奥西ゼミ(アートマネジメント)、高橋ゼミ(デザイン)、山崎ゼミ(絵画)
- 後援:玉村町
- 協力:高知大学、東京芸術大学、埼玉大学、ホルベイン画材株式会社
- 交通アクセス:本学ホームページ「交通アクセス」をご覧ください。
- お問い合わせ:群馬県立女子大学文学部美学美術史学科
〒370-1193 群馬県佐波郡玉村町上之手1395-1
Tel.: 0270-65-8511(代表)

2016年12月21日水曜日

【授業紹介】アートマネジメント演習2 卯三郎こけし 見学に行きました

11月21日、アートマネジメント演習2の授業で群馬の伝統工芸にふれるということで
榛東村の卯三郎こけし館に行きました。

ここは工場見学ができ、
こけしがどのように作られていくのか
職人さんの作業を見ながら間近で
見る事ができます。

こけし館入口 

ガイドをしていただき、工場内を見学

職人さんの作業スペース

ところどころに説明があり、工程がわかりやすいです

たくさんのこけしたちが中に詰まっています!


今回作業工程を見学することで、一つの木からどのようにこけしができるのか、
また絵付けなどの様子もじっくり拝見することができました。
創作こけしとして世界的にも有名な卯三郎こけし、
海外への出荷や、キャラクターとのコラボレーションなど
実に様々な作品のバリエーションがあることを知りました。


【授業紹介】アートマネジメント演習2 高崎だるまのお話を伺いました

11月14日のアートマネジメント演習2の授業では、
昨年に引き続き、群馬の伝統工芸を学び、新しい企画を考案するという
授業を行っています。

そこで、伝統工芸にあまり馴染みが少ない学生たちに
直接群馬の職人さんからお話を聞こうというのが今回のテーマです。

昨年もおいでいただいた
高崎だるまの中喜屋、峯岸様におこしいただき、
だるまの話、高崎だるまの特徴、
来年のだるま市のお話などを伺いました。

たくさんのだるまや書籍資料もお持ちいただき、
伝統工芸が地域に根づいていることを体感しました。
丁寧なお話、ありがとうございました。

来年1月1,2日、初の試みとして高崎だるま市が
高崎駅西口駅前通りで開催されます!
詳細はこちら
皆さんを足を運んでみてはいかがでしょうか?

だるまの意味についてわかりやすくご説明いただきました

関連書籍を拝見させていただきます

最後には学生たちからたくさんの質問があり、盛り上がりました!

2016年12月13日火曜日

県立同士のコラボレーションが実現しました

絵画ゼミが県立ぐんま天文台の秋祭りに合わせ、
この時期、天空でよく見ることができるペガサスをモチーフに
「きみは空駆けるペガサスを観たか!」というテーマのもと、
ハガキサイズの絵を28枚、天文台の入り口付近に展示しています。
秋祭りは、10月22日(土)に終わりましたが、年内は展示予定です。
星がきれいに見えるこの季節、
是非、ご覧ください。


駐車場から頂上までおよそ10分
頂上を太陽の位置に設定、
そこから惑星がどれくらい離れているかを、このパネルは示しています。
まだまだ先は、長いです〜



頂上のジャンタル・マルタル
(18世紀にインドで建設された天体観測施設群を再現)



ストーンサークル
(イギリス南部に残る巨石建造物遺跡をこの地に合わせて再現)




本館
右手が11mドーム、左手奥には7mドームが見えます。



本館入り口付近にペガサスをデザインしたハガキサイズの作品を展示。
絵画ゼミ19名が参加しました。




かなり個性的なものが!


邑楽町の風の子保育園の園児さん達が、天文台を見学に来ていました。



これが11mドーム
150cmの望遠鏡で空を観察しています。




2016年12月12日月曜日

2016年度 「芸術の現場から」第3回目 南條史生先生ををお招きしました

今回の講師は、六本木の森美術館の南條史生館長です。南條先生は、森美術館でのお仕事のかたわら、これまでに横浜トリエンナーレ、ベネチアビエンナーレ、シドニービエンナーレ、サンパウロビエンナーレ、シンガポールビエンナーレ等、数多くの国内外の国際展に審査員、キュレーター、ディレクターとして参画されてきたほか、政府関係のお仕事としては、経済産業省、外務省、文部科学省などの各種委員会に有識者として参加されるなど、その名は世界にとどろいています。本年6月には、フランス政府から、芸術文化勲章オフィシエを叙勲されています。

 そんな「世界の南條」先生から、今回の講義は、いま話題の展覧会である森美術館の「宇宙と芸術」の話題に始まり、世界各地の現代美術界やお国柄、世界のコレクター事情など、最新の「芸術の現場」に精通される南條先生ならではのお話を伺うことができました。


今回、ご講義いただく南條史生先生を塩澤先生がご紹介



森美術館で現在開催中の「宇宙と芸術」展の紹介



講義風景、学生から県民まで非常に多くの参加者がありました




今、一番面白いアジアの美術界をご紹介



森美術館で開催された展覧会の中から

マハ・ムスタファ《ブラック・ファウンテン》 2008/2012年



11月20日まで開催されていた「KENPOKU ART 2016  茨城県北芸術祭」で
総合ディレクター務めた南條先生から全体コンセプトや作品紹介がありました

サドック・ベン=デイヴィッド《ブラックフィールド》 2016年