2017年11月1日水曜日

「西洋美術史実地研修2」第2回

第2回(10月21日)は、東京の美術館に行きました。

今回も雨。さらに列車の遅延も重なって大変な朝の集合。
東京ステーションギャラリーが駅の改札口を出て直ぐにあって本当によかった!
丸の内北口のドームもゆっくり眺められました。



ここでは「シャガール 三次元の世界」展を見学。

事前学習は、もちろん「シャガールについて」。
それから「辰野金吾と東京駅建設、ステーションギャラリーについて」。

東京駅に来たからには、駅の建築や設計者のことも学びましょう。
丸の内南口のドームも見ていきましょう。



シャガール(1887-1985)といえば、幻想的な色彩の絵画が有名ですが、この展覧会は白い立体が主役。赤い煉瓦の壁を背景に、いくつもの大理石のかたまりや柱が月夜に照らし出されているようでした。
彩り豊かで自由な造形の陶器、立体に連動する平面の絵画もひとつになって、調和ある展覧会でした。



午後は三菱一号館美術館。薔薇咲く中庭のわきで雨宿りしながら再集合。
「パリ・グラフィック ロートレックとアートになった版画・ポスター展」を見学しました。
数日前に始まったばかりの展覧会です。


向かいの建物内で事前学習の発表。まずは「ロートレックについて」。
それから「ジョサイア・コンドルと三菱一号館、美術館について」
旧三菱一号館は、辰野金吾が師事したお雇い外国人ジョサイア・コンドルによる設計です。
歴史資料室では、コンドルの設計図も見ることができます。


展覧会会場には、写真撮影可の部屋もありました。流れる音楽も心地よく、ロートレック(1864-1901)の作品と並んで記念撮影をしている来場者の姿も見られました。

この展覧会のテーマは版画ですが、浮世絵など日本美術と比較しながら鑑賞するのも面白いですね。この研修では「葛飾北斎とジャポニスム展」(国立西洋美術館)も見学する予定です。

雨の東京駅

0 件のコメント:

コメントを投稿