2017年11月11日土曜日

「西洋美術史実地研修2」(第3回)

第3回は、渋谷、そして上野へ。少々忙しい一日でした。

午前中は、Bunkamura ザ・ミュージアムの「オットー・ネーベル展」を見学。日本初の回顧展です。



事前指導の課題は、「オットー・ネーベルについて」と「カンディンスキーとクレー」について。
オットー・ネーベル(1892-1973年)はドイツ出身の画家・俳優で、2度の世界大戦を経験し、移住したスイスで没しています。ヴァイマールの総合造形学校バウハウスでは、そこで教鞭をとっていたカンディンスキーやクレーと出会い、友情が芽生えます。彼らやシャガールの影響も受けつつ、意欲的な制作を展開。
彼の日記を読んだり、友人たちの作品も一緒に眺めたりすることで、ネーベルの作品に対する理解が深まります。他の画家たちの影響はさりながら、実際に近寄って観察してみると、作品一つひとつの緻密な描写に驚かされます。

中庭はすっかりクリスマスの装い。

午後は、国立科学博物館の「古代アンデス文明展」を見学。




事前学習は「アンデス文明について」。
「アンデスって なんです?」というキャッチコピーがしっくりきてしまうくらい、初めはごちゃごちゃしていた知識を整理したところで館内へ。美術館とはまた一味違う展示方法もチェックポイントです。
科博見学に、入る前からなんとなく浮足立っている?
せっかく来たのですから、常設展も見て帰りましょう!

噴水のなかに現出したインスタレーション

噴水前広場では「TOKYO数寄フェス2017」が開催中。

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